また、好きになんてならない。



「柚葉」

「…っはい」

先輩に名前を呼ばれてびくっと肩をあげた

先輩はなんて答えるんだろう…

胸がドキドキ音をたてる

「…家、ここらへんだろ?」

「へっ…?」

予想外の答え。

先輩の言うとおり
気づけば私の家の近くまで歩いていた。

先輩は私が聞いた言葉を
返事しようとはしなかった。

誤魔化されちゃったんだ…

先輩の見えないところでガッカリする

でも自然と私の口からは
フゥと息を吐いていた