また、好きになんてならない。



先輩はお兄さんに似てあんな風になったのかな

なんだか見れば見るほど
先輩に見えてくる……

「…あっ!!!!秋人…っ!!!」

「っ……!?」

私がぼうっとお兄さんを見つめていると
いきなり聞こえてきたのは先輩の声。

ズタズタと急いで玄関から見える階段を降りてくる

多分秋人っていうのはお兄さんの名前

「なにやってんだよ離れろ!」

『うおお、こわっ』

玄関につくと
私とお兄さんの距離をぐいっと引き離す。

お兄さんはそうされて
茶化すようにそう言った

「っていうかなんで美琴がここにいるんだよちゃんと送れって行ったよな!?」

先輩の口調がいつもより荒い。

キッとお兄さんの方を睨んでいる。

そんな中で
私は気になったことがあった。

先輩の言った
‘‘送る’’ってこと、

家まで送るってことだよね

もしかしたら
お兄さんが先輩の言ってた
白雪さんの好きな人なのかな…?