「す、すいませんっ…!
叫び声が聞こえて急いではいってきちゃったんですけど……」
そう言ってその男の人から
バッと離れる。
気付けば叫び声は消えていて
辺りはシーンとなっていた。
周りをキョロキョロしても
特になにがあったという感じではないし
それに、
先輩が入ってくるなと
念をおすほど変わった様子が家中ではない。
『あ、いいよいいよ。
叫んでたの俺だから。』
「えっ、大丈夫なんですか!?」
『フッ…大丈夫って元からなんともないよ。ただ窓の外から可愛い君の姿が見えたから入れようと思って。
隼人いつも女の子連れてくる時家に入らないように言い聞かせるから
こうでもしないと入ってきてくれないんだよね。』
「へっ!?!?」
なんだ、そういうことだったの…
と状況を察すると
カァっと恥ずかしくなって
手で顔をかくす。
さらっと可愛いなんて言われて
そういうの言われ慣れてないから
大分恥ずかしい……
そっと指の隙間から男の人の顔をみた。
『隼人の彼女?』
「ち、違いますっ…!」
『じゃあ、なに?』
「え?えっと……」
少しの間黙り込む。
言われてみれば分からない。
そういえば
私は先輩のなんなんだろう……
先輩はオモチャって言ってたけど
そのまま伝えても変に思われるし…

