また、好きになんてならない。


**

「ちょっと柚葉!!永瀬先輩といつの間に付き合ってたの?!」

「はっ葉月ちゃん、何いきなり…」

次の日のお昼休み。

チャイムが鳴ると
葉月ちゃんがいきなり私の机を叩いた。

「惚けても無駄だからね!
永瀬先輩ってメールアドレス全然教えてくれないので有名なのに自分から柚葉に教えに行くなんて…!」

「ああ、なんだそのことかぁ…」

私はハァと息を吐く。

てっきり昨日一緒に帰ってるの
見られたのかと思った……

「メールもそんな羨むほどの要件じゃないから……」

羨むどころか本当のこと言ったら
絶対葉月ちゃんおどろくだろうなぁ。

本当は、
メールで色々命令されてこき使われてるって文句を言いたいけど
先輩がそのことしったら
私になにしてくるか分からないし……

「え〜、なにそれ。
じゃあ付き合ってキスとかはしてないってこと?」

「き、キッッッッッッッッス?!」

顔がカァッとあつくなった。

‘‘キス”っていう単語をきくと
必ずあの時のカラオケであったことを思い出しちゃう……

思わずすごい動揺してしまった…っ!

「なにその反応。
すごい怪しいんだけど……」

「そんなことないよ…っ!!
それに、先輩ならとっくに彼女の3人や4人いるでしょ!」

「あははっ、あの永瀬先輩が?
作ることはできるかも知れないけど、先輩は絶対一途だよ!」

「そ、そうだね……っ」

なにも知らない葉月ちゃんはそう言ってははっと声に出してわらった。

なんだ、先輩が本当はどんな人かまだやっぱり皆は知らないんだ…。

まぁ知ってたらこんなモテるわけないよね普通。

普通…はね。