近くにいれば、
目が離せなくて
目が合えば
その日は1日中幸せで
はじめはそんな恋。
でも、日が経つにつれ
どんどん欲張りになっていって
先輩の卒業も近づいているというのもあってついにこの日思いを伝えた。
あわよくば、
私は先輩の彼女になりたかった。
この日、この時間、この一瞬のために
たくさんの勇気を振り絞った。
そうして、やっと伝えれた
「すき」。
初恋は叶わないってよく聞くし、
答えなんて大体分かっている。
でも、先輩に思いを伝えられただけでよかった。
後は、先輩の『ごめんね。』を聞くだけ。
そんな言葉だけで
充分だったのに………

