次の日
「じゃあ、グループが決まったところから席を合わせて」
先生の話が終わってから、グループで席を合わせた。
結局、グループは、私と、ひとみと、健と、竜になった。
昨日、ひとみと話したことを2人に言うと 「俺らも、遥とひとみと組むから問題ないだろって話してたとこだったんだ」と言われたから、すぐ机を合わせることができた。
先生から渡されたグループごとの資料を読んでいたら
他のグループがどんどん決まっていっていた。
「あれ、俺ら以外、皆5人グループだ」
健が、そう言った。
確かに、他のグループは皆5人グループだ。
まあ、別に問題は無いけどね!
けど、やっぱり皆、健や、竜、ひとみと同じグループになりたかったらしく「いいなー」とか、「あのグループ羨ましいわ」なんて聞こえる。
なんとなく、肩身が狭い感じがするけども…。
「あ、神田たちのグループは、4人グループか?」
先生が、聞いてきた。
「そうです」
4人は、やっぱりダメだとか言うのかな?
やだよ!??
「あー、なら、ちょうどいい。」
「「え?」」
「後で4人先生のところに来なさい」
「「えー?!」」
4人とも、なぜ先生に呼び出しをされたのか分からない。
「え、ちょっと先生…」
「はい、じゃあ資料の3ページを開いてー」
先生は、私たちの声を無視して話を進めた。
モヤモヤが残るまま、とりあえず研修会の話を聞いて1時間過ごした。



