「あ、美里達だよ」
「ほんとだ」
ひとみに言われて廊下を見ると、幸せそうに彼氏と話している
隣のクラスの友達、山田 美里がいた。
美里は、付き合って4ヶ月の彼氏がいる。
付き合う前から、美里の事を応援していたから、本当に良かったって思う。
片思いしてる時の、美里はすごく可愛くてキラキラしてた。
付き合い出してからも、彼氏のために可愛くなるって言ってどんどん自分を磨いて、本当にすごいなって。
すごくお似合いだしね!
恋って、自分を高めてくれるんだなって思った。
だから、やっぱり羨ましい…。
「「はあ…」」
ひとみと同時にため息がでた。
「仕方無い、元気を出すために放課後、寄り道しよう?」
ひとみも、同じ考えだったようで「する!」と即答してくれた。



