「は…?」 私は、びっくりして動けない。 竜が、私のことを褒めた? 心臓が、バクバクいっているのがわかる。 きっと顔はまた、赤い。 お世辞だとわかっていても、嬉しい私がいる。 あ、ていうか、 「置いてくなバカー!!!」 迎に来た意味ないじゃん! 竜、バカなのかな? なんて思いながら、気分はすっかり 良くなっている。 私は、キャリーバックを思いっきり引っ張って 出る限りのスピードを出して学校へ向かった。