「わかった。気持ち悪いとか思ってるんでしょ…!!」
振り返ると、顔が赤い竜がいた。
「は、は?!
いや、別に?!」
もしかして、竜が照れてる??
竜が照れた表情をしていると、私まで顔が熱くなっていく。
「お前まで、照れんな!!」
頭をペチんと叩かれた。
「いっ、痛い!」
もう、照れてるから可愛いなんて思った私は馬鹿だ。
「お前だって………………………」
そこまでいうと、竜は黙ってしまった。
「え?なに??
私が、何?!」
少しの沈黙の後
「…………その頭、普通に可愛いし、似合ってる」
そう言うと、竜は、「やっぱり先行く」と言って走っていってしまった。



