残り10cmの恋





「俺らも、もちろん友達だ!」



「仲良くしようぜ」



「改めてよろしくね」



3人も改まって言った。


「ありがと!」



キラキラの笑顔で高木くんは
そう言った。




それから、グループ活動のことなんて
放っておいて、高木くんの話を聞いたり
面白い話をしたりしていた。


気がつくと、もうだいぶ、日が落ちて暗くなっていた。




「どんだけ、話してたんだよ俺ら」



「また明日決めたらいいよね」



結局、明日グループ活動のことを決めようという事になった。


正門まで、皆で一緒に出て
その後それぞれの帰り道へと帰った。


私の家方面なのは、竜だけだから竜と一緒に帰ろう。


ひとみと、健と、高木くんは反対側方面。


もっと、皆で話してたいって、思ったけど仕方ないか。