キミの優しさに気づけない私はバカですか?

「あんたさ、徹君と付き合ってんの?」


「そうですけどなにか?」


昨日とは違い全然楽しくない。


徹君とはクラス違うし。


第一女子がウザい。


「だったら、早く別れてくんない?」


「は?なんであなたにそんなこと決められなきゃならないんですか?」


「別れなかったらどんな目に遭うかわかってるわよね」


そう言って女子はぞろぞろと教室を出て行った。


これが幸せと幸せが消えた日。


正確には

恋の幸せが来たけど、友情の幸せは消えた。