キミの優しさに気づけない私はバカですか?

告白から私たちは異常なほど仲良しになった。


「はい、あ〜ん」


「んっ///んまい」


今は駅前のクレープ屋さんのクレープを食べている。


『あ、ねぇ、あれ徹くんじゃない?』


『ほんとだ!ラッキー…ってあれ小山さんじゃない?』


『ほんとだ、付き合ってんのかな?別に可愛くもないくせにムカつくんだけど』



私たちの近くを通って行った同じ学年の女子。


「うまっ」

徹君は気づいてない。


よかった。