「おぉ!よかった、無事に着いたようだな」 「博士?!……あ、幕末来たんだった」 深雪は意外と冷静だった。 「深雪、いいか、絶対に携帯は手放すな。なにがあっても、だ。」 「お、おう」 「お前がいる場所は今、壬生寺だ。 そこから街まで歩いて行け。」 「でも歩いたところで新撰組に会えるとは思わないし………」 「お前、自分の格好覚えてっか?」 私の今の服装は、制服に白衣を羽織った姿だ。