「だいちゃんさ。」




無言の帰り道。


カップルじゃないあたしたち。





一緒に帰るようになったのは、いつからかは忘れたけど、たぶん学園祭とか、それくらいからだと思う。






自転車を押しながら歩くだいちゃんと、それについて行くあたし。