「ご入学おめでとうございます。ご入学された皆様、昇降口前にクラス発表を掲示しておりますのでクラスごとの教室に向かってください。」


学校へ着くと先生方が生徒たちを誘導していた。


莉愛:「クラス発表だってー!いこいこ!」

 
私:「気になるねー!莉愛と一緒がいいな!」


莉愛:「私達は親友でしょ?もし、違うクラスだったとしても!私も一緒がいいけどね笑はやくいこっ!」


私「うん!」


莉愛に引っ張られて走っていくと人にぶつかってしまった。



(いたたた……。やばっ…。)

私「すみません!大丈夫ですか?」


私とぶつかった1人の男子に声をかけた。


「あっ。うん。」


そう素っ気なく言った男子はすぐにどこかへ行ってしまった。


莉愛「りいな?大丈夫??ごめんね、私が引っ張っちゃったから……。」


私「………。」


莉愛「りい、な?きいてる?」


私「えっ!?あっ、うん!全然大丈夫!それよりはやくいこっ!」


莉愛「ならいいけど……。」




そのまま昇降口にむかった。



私の中学は一学年四クラスあって、一クラス多くて35人くらいだ。


しかもそのうち30人以上が私の通っていた小学校の子なので「不安」などはなかった。


莉愛「えっ!ある!一緒だ!一緒だよ!」


私「えっ!うそでしょ!?やったー!」


たまたま私達は同じクラスになることができたのだ。


莉愛「良かった!めっちゃ嬉しー!」


私「うんうん!ほんとよかったよね!」


私達がわいわい騒いでいたら後ろで


「邪魔なんだけど?」


という声が聞こえた。


振り返ってみるとそこにはさっきのぶつかった男子がいた。


私「あっ、ごめん!ここ邪魔だよね!?今どくから。」


そういってどき教室にむかった。

 
莉愛「なんなの?さっきの男子!!みたことないし、同小ではないよねー!」


私「そうだね、他小からなのかもね!」


などと話しているうちに教室についた。