「本当に、最低で最悪なのは私なんだよなぁ」

乾いた声ではは、と笑みをこぼす。



こんな時に私が呟いたのは、

ありがとうなんて感謝の言葉でも

ごめんねなんて謝罪の言葉でも

何で死んだのなんて憤りの言葉でも

何故私を庇ったの?なんて疑問の言葉でも



な く て。



「大好き」




誰がどう聞こうと、愛の言葉でしかない言葉。