最後まで言えずに嗚咽をもらす。あぁ、本当恥ずかしい。構ってもらえなくて泣くなんて。

本当にもう愛想つかされたかも………。

「悪かったから泣くなよ………悪かった」

え?と言葉も出ないままで。
ばさっと雑誌が彼の手から落ちる音。
いつの間にかすっぽりと腕の中に収まってた。


そのまま2人座ったまま。


静かな空間がただただ流れていく………。