笑わないでよ、そうやって、笑ってまた私を引き離さないでよ。
駄目
駄目
駄目
駄目
駄目ーーーーーー!
ばっと、自分でも意図しないうちに私はおねーちゃんに突進してカッターの刃を奪ってた。
「やめてよ!おねーちゃんが死にたくても私は絶対に許さないんだから、リコーダー教えてくれるんじゃないの⁉︎約束破らないでよ馬鹿おねーちゃん!」
ぽろぽろ、よりもボロボロといった感じに大泣きする私。
口にした言葉は何を言ってるのか聞き取るのも難しい。
「は、はい⁉︎今言うことじゃ、」
「おねーちゃんは優しいから!何も言わなくても私は嫌!私の憧れなんだから………!!」

