「おねーちゃん⁉︎」
「………あんた、何勝手に、」
「何度も言ったよ!!な、何してるの………⁉︎」

私が見たのは、カッターの刃を手首に添えていたおねーちゃんだった。
震える声で刺激しないように声をかける。
その間も私の頭はクエスチョンマークで埋まってく。


何故?

何故そんなことするの?

幸せでしょ?

おかしい、

おかしいよこんなの………!


「は、はは………。おねーちゃんね、………いじめられてんの」
「え、」

そんなわけ、

「もう、疲れちゃってさ」