「あき!今朝あったこと聞いてくれない?」

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うーん

まだ暑いな

「れお遅くない?」

何かあったのかな?

れおん家に行ってみよう

斜め前だし

ピンポーン



「ゆりちゃん?!ごめんね

今日はれお休ませるわね

39度もあるのよ熱が」

え?

39度?

「大丈夫なんですか?!久美さん」

れおのお母さんの名前は

久美さんと言う

私はいつもそう呼んでいる

「大丈夫よ!ごめんねぇ

女の子に一人で行かせるなんて!

うちのもか弱くなったわね〜」

放課後みまいにこようかな

「気をつけてね」


景色がいつもと違う

よけいに寒く感じる

私にとってれおは大事な存在なんだなぁ

確かに裸見られたのは嫌だったし

告白されたのもびっくりした

今はもう気にしてないふりしてるけど

本当はすっごくきになる

れおにどう接すればいいかわからない

でもこじらせちゃって

この関係が崩れるのも嫌なの

わがままかな?

寒いな〜

マフラーいったね

「ねえあなた」

へ?だれ?

うっわ…すっごい美人

スタイルもいいし声も綺麗

モデルさんとか?芸能人なのは間違いない

「な、なんですか?」

「はるきに近づかないで」

はい?

え?

なに、どーゆーこと?

「あの、何のことですか?」

いきなりなんなの?

はるきって…


有村くん?

年上の彼女…この人?

よく見れば目つきが悪い

いじわるそうな人だ

「今後かかわったら

どうなるか分かってるでしょ?」

ゾクッ

背筋が凍った

この人は危険って脳が告げている