細い路地を歩いていたとき。



それまでしゃべっていたWちゃんが、急に黙ってしまいました。



何か、嫌なことでもあったのかな。



そう思いながら、その路地を通りすぎて、大通りにでたら。


「かおちゃん、気づいた?」

「何が?」

「今、かおちゃんの横に、ずっと青黒い男の人がいたんだよ」



ひえー!



私は全然見えませんでしたが、鳥肌たちました。