「えと...すいません」




どかなきゃ!



そう思った私は直ぐにとこうとした




が、





「その子、足を引きずってますよ」





横からハスキーな声が聞こえた





「えっと...」





「え...ふっふん!紛らわしいのよ!!」




そう言って派手な人は後ろの方へ行った






「ありがとう」




「どういたしまして」





たったそれだけの会話だった


でも、私は君に恋をしてしまった



他校で、名前も何もしない君を―――...