僕はこの世界が嫌いだ................。







「おはよう」


そんなたわいもない言葉から始まり、












「おやすみ」


なんて当たり障りもない言葉で1日が終わる。

















そんな平凡でつまらないこの毎日が嫌いだった。












そして僕のつまらなく平凡な1日が始まる。















僕、胤廼 命 (つぐないみこと)はこの春高校生になったが中学校とたいして変わらず平凡に暮らしていた。












あの時までは...............。















8月15日 この日も平凡に1日が終わるなんて思っていた。




 













そんな帰り道、僕の前に黒いス-ツの男たちが現れた。










「だ...........誰だよ!!」






すると無口で僕を抱え黒いワゴンへと押し込んだ。







「なにしてんだよ!!誘拐だぞ?」










ス-ツの男はそんな言葉に返事もせず車を運転していると、少しした所で車が止まる音がした。






すると、ス-ツの男が初めて言葉を発した。










「降りろ。」









僕が車から降りるとそこはとてもこの地球上にあるような風景ではなくその雰囲気は薄暗く不気味だった。

















「おい!これからどこに連れて行くんだよ!!」












すると、ス-ツの男にこう言われ僕は鳥肌がたった。










「お前は今から会うリファ様の"生け贄"だ。」