バスはまたみんなを乗せて帰っていった
1人女の子をおいて
さっきとは変わって静かになるお墓
まわりは鳥の鳴き声さえも聞こえない

「ヒック、ック…」

女の子がお墓の前で泣き崩れていた
必死に名前を呼びながら
帰ってくることのない人の名前を叫びながら