私達の高校2年生のスタートは普通な感じで終わった…

「ただいまァー」

「あら、千穂お帰り」

お母さんは私にご飯を用意して待ってくれていた。

「ふふ。あぁお腹すいた〜」

私は嬉しくなった。友達も増えて家族も待っていてくれて…

幸せ

……………?

「お休みなさあーい」

私は食事とお風呂をすませてベッドに入る。

もう少しで明日になろうとしている時間帯だ。

疲れた…

ギシ…

ん?身体が動かない…!?
これって…

金縛り!?

ど、どうしよう。落ち着け…少ししたら終わる。

私は目をつむって我慢した。

すると…

「あーそーぼー。」

何!?

「あーそーぼー。あーそーぼー。」

その言葉はだんだん増えていく。

「あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。あーそーぼー。」

「いやぁあぁぁあああああっっ!!」

気付いたら声が出ていた。