―そして放課後―

 担任の仙堂先生から呼び出されたので職員室へいった。
 そこには陽平とあと一人私より少し小さい女子がいた。

「先生、何ですか?何か用ですか?」
「ああ。お前等3人だけなんだよ、進路決まってないの」
「え!?陽平決めたんじゃなかったの?」
「誰がいつそんな事いった?」

 ジロリと私を睨む陽平。
 そして私は俯き黙る。

「おいおい、黙るなよ。先生何も怒ってるんじゃないんだから…ただ早くしないと入試の最終締め切りもあるからさ」
「そ、そうですよね…すみません……」

 また落ち込んだ。

「じゃあ、この紙に第1希望と第2希望の高校名を書いてくる事!それがお前等のこの3日間の宿題な!以上!」
「はい」

 私達はそのまま家に帰った。