その後、私達3人は泣きながらも激辛カレーを平らげた。今日はずっと泣きっぱなしだった。有希と麻里には随分カッコ悪いところを見られてしまったし、私も見てしまった。その所為で、何だか気持ちが楽になった。まだ失恋の痛みが完全に取れたわけではない。正直、冬休みが終わったら、私は磯浪さんや陽平の顔を見れるのか?ちゃんと喋れるのか?など余計なことを思ってしまう。
しかし、今はもういい。
そんなことは忘れる。
家に帰ったら、お母さんやお父さんが私を出迎えてくれた。顔を真っ赤にして帰ってきたので何かあったのかと心配されたが私はあっさり
「失恋した」
と言えた。
両親は随分驚いていた。
そして一人で帰った帰り道に一つあることを決めていた事を言った。
「お母さん、悪いけど私、白鳥河いかない。それと、熊倉西高も」
お母さんはさぞショックを受けるのだろうと思ったが、そんな事はなかった。
「そういうと思ってたわ」
と言った。まるで私が違う道を選ぶと最初から分かっていたかのような答えだった。
「だって春子は私の娘だものね」
そう言ってから
「じっくり決めなさい。まだ時間はあるんだから。貴方の将来に関わることだものね」
「そうだな」
と、お父さんも納得してくれた。
「先生からは自分で言うわ」
「当然です」
そして私の初恋は友人が作ってくれた愛のある激辛カレーで終わりを告げたのだった。
しかし、今はもういい。
そんなことは忘れる。
家に帰ったら、お母さんやお父さんが私を出迎えてくれた。顔を真っ赤にして帰ってきたので何かあったのかと心配されたが私はあっさり
「失恋した」
と言えた。
両親は随分驚いていた。
そして一人で帰った帰り道に一つあることを決めていた事を言った。
「お母さん、悪いけど私、白鳥河いかない。それと、熊倉西高も」
お母さんはさぞショックを受けるのだろうと思ったが、そんな事はなかった。
「そういうと思ってたわ」
と言った。まるで私が違う道を選ぶと最初から分かっていたかのような答えだった。
「だって春子は私の娘だものね」
そう言ってから
「じっくり決めなさい。まだ時間はあるんだから。貴方の将来に関わることだものね」
「そうだな」
と、お父さんも納得してくれた。
「先生からは自分で言うわ」
「当然です」
そして私の初恋は友人が作ってくれた愛のある激辛カレーで終わりを告げたのだった。
