「想蘭,誕生日おめでとう. 産まれてきてくれてありがとな.」 『え…』 初めて,産まれて初めて… “産まれてきてくれてありがと"って… 言われた.. 「ほら,想蘭!泣かないの〜」 『だって,優雅がぁー』 「優雅くん,想蘭ちゃんを泣かせた罰ね.」 そう言って愛先生は優雅の肩にパンチした.(笑) 「痛いっす」 「ほら,愛も優雅もお線香.」 「華織さん,想蘭を産んでくれてありがとうございました. 俺は,想蘭を幸せにします.」 ありがとう…そう,呟いた.