『想蘭の事,教えて下さい』



「優雅くん,ついてきて.」



そう言うと病室を出て行く愛先生.



に俺もついていく.






「座って」



とおされたここは診察室.



「想蘭ちゃんの前では話せないから…」



そう微笑んだ愛先生.



『先生が知っていること,すべて教えて下さい.』



「想蘭ちゃんにも頼まれたわ.



優雅くん,聞いてくるだろうからって」



そう言って愛先生は一枚の写真を差し出した.