「あ!あのね,今日望愛たちと同盟組んだの〜!」



そう嬉しそうに話す想蘭.



想蘭,望愛といろいろあったもんな…



『よかったな.』



「うん!


…私,“普通"になってきたかな.」



そう呟く想蘭を俺は抱きしめた.



「ゆ,優雅?!」



『想蘭,お前は“普通"だよ.



だから,そんなこと言うなよ.』



そう言って俺は想蘭の頬を伝う涙を拭った.