「ってわけさ!」



望愛やカナにひどく言われたこと.



俺はすべてを知った.



望愛にいじめられていた過去があっても



それでも信じようとする想蘭がすごいと思った.



笑って“ってわけさ!"って…



『想蘭,辛くねぇか?』



俺がそう聞くと



「ぜーんぜん!」



そう言った想蘭の目からは涙がこぼれていた.




『想蘭?どうしてそこまで望愛を…』



ふと疑問に思った.