「なんで無視するの?」
なんで、そんな悲しそうな顔してんの…?
「流星ぇ。そんな女に興味あるのぉ?」
白石くんの隣の女の子が私を睨みつけた。
こっちは、全然関わりたくないつーの!
「わかったよ。んじゃ、またね!りこちゃん。」
イライラしながらも軽くえいしゃくをしてその場を後にした。
重いぃ…。
私達のクラスは3階で職員室とは少し遠い。結構きつい。
その時、上から1年生らしき男子が走りながら降りてきた。鬼ごっこか。小学生みたい。笑
そんなこと、思ってたらその子全然私に気付いてなくて…
ドンッ!
「わっ!!」
やばい!落ちる!!
ぶつかった拍子に足を滑らせてしまった。誰か…!
「あっぶねぇー。」
え?あれ?痛くない!目を開けると…
「白石くん!?」
白石くんの顔があった。
続く…
