ヤバイヤバイ!!!
遅刻する…
私。《篠原未來》は今大変マズイ状態になっている。
この冬特有の布団トラップにまんまと引っかかってしまったのだ。
(もう!こういう時に限って目覚まし時計ならないし!!)
とりあえずダッシュで走る事で
なんとか間に合う事ができた。
◆
「おはよう」
自分の席につきながら呼吸を整えている私に
隣の席に座っているアイツが私に話しかけてきた。
「相変わらず篠原は来んのぎりぎりだよな。」
「おうよ!逆に聞くケド、私が朝早くに来たら不気味じゃないかい?」
「まっ、それもそうだな。篠原が来ないと面白くないんだから早く来いよな!」
そう言いながら笑顔を浮かべる《シュン》こと《藤井俊也》
朝っぱらからそんな笑顔は止めて欲しい。
普通に接してはいるが今にも私の心臓は飛び出しそうだ。
