AveniR-アヴニール-

「まあ、その時はその時で対処するよ」

はあ?

なんていい加減な奴だ…。

「お前、無計画なんじゃねえの?」

「かもねえ。アタシは頭が良い方じゃねえからさぁ。やれやれ。」

…ったく。

真面目になったり、

いい加減になったり、

ワケわかんねえよこいつ。

そうこうしてる間に

トレーラーは

デトリの村にたどり着いた。

村の入り口には

褐色肌(カッショクハダ)の大男が手を振っていた。

まるで自分を目印にするかのように。