呆気(アッケ)に取られてた俺は

反論した。

「なっ、なんで

どいつもこいつも血が変色するだけで

俺がデトリって決めつけるんだ!

他のデトリもその体質って分からねえ限りは

何の証拠にもならねえだろ!」

そしたら、クソアマが

「じゃあ、証拠をみせてやろう。」

クソアマは自分の前髪をあげた。

すると、右の眉毛(マユゲ)の上に

緑色の傷跡があった。

「これで分かっただろ?

血の変色はデトリの体質であること。

アンタがデトリであることも。」