AveniR-アヴニール-

そう問いかけた。

「それがどうした。

つーか、俺の名前を気安く呼ぶな!

このくそデトリ!!」

俺はデトリどもを罵倒(バトウ)した。

そしたら彼女は

いい加減な口調に戻り、

「いや、イデアルシア人特有の視線だなと思っただけだ。

つまらない事を聞いてすまなかった。」

彼女はそれ以上問いつめなかった。

何がしたかったんだこの女…。

「それと今夜、外が冷え込むから

アンタはここに泊まりな。」

「はぁあ!?」