AveniR-アヴニール-

俺の背後から声が聞こえた。

声の主は俺がよく知っている人物だ。

そう、後ろにはヘリーがいた。

「なっ…!?おま」

<お前>と言いかけた所で

ヘリーに足を引っかけられ、

そのまま倒れてしまった。

「ヘリー、なぜここが分かった…?それに時間稼ぎって、どういう事なんだ…?」

ヘリーは倒れたままの俺の両手を押さえながら答えた。

「ああ、ユエナちゃんがメールで教えてくれたんだ。お前がここにいるって事を。」