AveniR-アヴニール-

俺はユエナを必死に説得した。

そしたらユエナは涙をふき、

「…分かりました。」

と言ってくれた。

よかった、分かってくれた!

「ごめんなさい。勘違いだったとはいえ、レシオくんにたくさん酷(ヒド)いこと言って…、本当にごめんなさい。」

ユエナは再び泣きそうな顔で謝ってきた。

「いいんだよ、分かってくれれば。それより、どうやって俺がデトリじゃない事を証明するかを考えよう。」

俺はユエナにそう言った。

それと警察に見つかった時の最善策(サイゼンサク)も考えないと。

「時間稼(ジカンカセ)ぎありがとう。ユエナちゃん。」