AveniR-アヴニール-

……は?

何を、言ってるんだ…?

俺が…

学校内に潜んでいた

デトリだって…?

どんなに難解な問題をすぐ理解して解ける俺でも、

ヘリーの言ってる事だけは理解出来なかった。

ヘリーは目にためていた涙をほろりと流し、

カッターを持って ゆっくりと近づいた。

「ずっと、親友だとっ…、信じていたのに…うっ…。俺を、……騙しやがったなっ!」

ヘリーは泣きながらカッターを両手に持ち変え、

俺を刺そうとした。