AveniR-アヴニール-

「とっどけぇ――――!!!」

俺は近くの蛇を

思いっきり投げた。

「!?」

男は俺の声に驚き、

声が聞こえる方に振り向いたら

蛇が男の手首に絡みつく。

「うあ…!なぜ、蛇が……。」

手首を締め付けられた男は

銃を手放す。

男は銃を拾おうとするが、

俺は銃が落ちた瞬間に

全力で走り、

あいつが拾う前に

思いきり手を踏みつけ

銃を奪う。

「がっ…!」

男は踏まれた痛みにもだえる。