AveniR-アヴニール-

「あの、こ、これで失礼します!」

ユエナは慌てて帰った。

「ひゅー!この色男♪」

ヘリーはニヤニヤしながら、俺を冷やかした。

「違うって。ユエナはただの友達だって。」

俺は謙虚に振る舞った。

ユエナが俺に好意があるのは、態度で分かる。

あからさまに自分がモテることを鼻にかけたら、

ヘリーともめそうで面倒だからだ。

ここは話題を変えてごまかそう。

「それより、のどが渇(カワ)いたからカフェ寄らないか?俺がおごる。」

「マジで?うっしゃあ!レシオ大好きー!」

ヘリーはすぐカフェの話題に食いついた。

チョロいな。