AveniR-アヴニール-

すると、先ほどの

村長が代表として現れた。

「皆、村に新しい仲間が加わったぞ。

とはいっても3日間しかいられんけど、

彼はレシオというんじゃ。

仲良くしてやっとくれ。」

ぱちぱちと拍手が飛び交った。

すると、村長が俺のそばに近寄り、

「レシオくん、なにか一言

言ってくれないか?」

と言ってきた。

一言ねえ…。

「じゃあ、この際

言いたいことを全部言ってやるよ。」

俺は村の皆が最(モット)も注目する位置、

キャンプファイアーの近くに立った。