AveniR-アヴニール-

イデアルシアを…、忘れる…。

それはやっていいことなのだろうか…?

それはただの<逃げ>じゃないのだろうか…?

俺はそう思ったが、

口にはしなかった。

「おーい!準備終わったぞー!」

フィリップの声が聞こえた。

「おっ!じゃあ 行くぜい!レシオ!!」

ブライアンが強引に

俺の怪我してないほうの腕を引っ張って

歓迎パーティーに向かった。