AveniR-アヴニール-

「おい、やめろ!暑苦しい!

てかキモいから離れろー!」

「がっはっはっ!

相変わらずの毒舌だな~!だが、やめない!!」

「いや、だからやめろって!!」

俺とブライアンのやり取りを見て、

村長は笑っていた。

「ははぁ、よかったのお。

無事にRVウイルスに打ち勝つ事ができて。」

え…?

「R…Vウイルス?

なんだよそれ…。」

「お前さんを苦しめたウイルスじゃ。

デトリュシエータ国付近に発生してる。

とは言っても、自然で発生する物では無い。」

「なっ、その言い方だと

まるで誰かが意図的にバラまいたみたいじゃねえのか。」