AveniR-アヴニール-

ブライアンは俺を

古ぼけたテントに連れてってくれた。

この時の俺は

ひどい息切れを起こし

意識がもうろうとしていた。

ろくにしゃべることが出来ない。

ブライアンはテントの中に入った。

そこには小麦色の肌の老人…いや、

村長がいた。

「村長!

レシオを…

おれらの仲間を助けてくれ!!」

ブライアンは村長に懇願(コンガン)した。

「いきなりどうしたんじゃ

ブライアン…。

どれ、見せてみ…。」