2015年7月24日
空は曇り、心は曇天。
愛が亡くなってからと隼人の元気がない。
明日、隼人は眼帯を取るらしい。
ベッドの上でずっと蹲っている。
つらいのはわかる。
悲しいのはわかる。
でも、そこまでわかっているのに何を言ってあげればいいのかがわからない。
「はぁ……」
十三は、ため息をつく。
「十三、ため息なんかついてどうしたの?」
「隼人君、自分のベッドから出てこないそうだ」
「うん。
それは、聞いた」
「どうにかして救ってあげることはできないかなと思って……」
「時間が解決してくれるんじゃないかな?」
「それって、忘れるってことでしょ?」
「そうなるね」
「時間の解決ほど残酷なものはないような気もする」
「そっかな?
人は生きる過程で誰かを失う。
それに一つずつ反応していたら、心が幾つあっても足りないよ。
時には忘れることも必要だと思う」
「そうだね……
でも、忘れるのって怖いよ?」
「うん。
でもね、死のうとした十三にも十三が死んだら悲しむ人がいるってことは、忘れちゃだめだよ?」
「えー。
話をすり替えないでよ」
「でも、そうでもしないと十三は、また死のうとするでしょ?」
「しないよ」
「本当に?」
「うん。
命の大事さとか、ここに来てわかったしね……」
「ならいいけど……
十三にはずっと生きていてほしいんだ」
「うん。
あと60年は生きるよ」
「うん。
私は、あと61年生きる」
「え?」
「十三が、死ぬとき淋しくないようにずっとそばにいてあげるね。
それで、十三が死んだあと淋しくないようにすぐに逝く……
天国に行ったら、十三が私を迎え入れてよね。
パーティーの準備をしててね」
「何のパーティー?」
「天国誕生日?」
「意味わかんないや」
十三は、思わず笑った。
「十三のホントの笑顔、久しぶりに見た。
その笑顔忘れちゃダメだよ」
そう言う、美穂の顔にも元気がなかった。
空は曇り、心は曇天。
愛が亡くなってからと隼人の元気がない。
明日、隼人は眼帯を取るらしい。
ベッドの上でずっと蹲っている。
つらいのはわかる。
悲しいのはわかる。
でも、そこまでわかっているのに何を言ってあげればいいのかがわからない。
「はぁ……」
十三は、ため息をつく。
「十三、ため息なんかついてどうしたの?」
「隼人君、自分のベッドから出てこないそうだ」
「うん。
それは、聞いた」
「どうにかして救ってあげることはできないかなと思って……」
「時間が解決してくれるんじゃないかな?」
「それって、忘れるってことでしょ?」
「そうなるね」
「時間の解決ほど残酷なものはないような気もする」
「そっかな?
人は生きる過程で誰かを失う。
それに一つずつ反応していたら、心が幾つあっても足りないよ。
時には忘れることも必要だと思う」
「そうだね……
でも、忘れるのって怖いよ?」
「うん。
でもね、死のうとした十三にも十三が死んだら悲しむ人がいるってことは、忘れちゃだめだよ?」
「えー。
話をすり替えないでよ」
「でも、そうでもしないと十三は、また死のうとするでしょ?」
「しないよ」
「本当に?」
「うん。
命の大事さとか、ここに来てわかったしね……」
「ならいいけど……
十三にはずっと生きていてほしいんだ」
「うん。
あと60年は生きるよ」
「うん。
私は、あと61年生きる」
「え?」
「十三が、死ぬとき淋しくないようにずっとそばにいてあげるね。
それで、十三が死んだあと淋しくないようにすぐに逝く……
天国に行ったら、十三が私を迎え入れてよね。
パーティーの準備をしててね」
「何のパーティー?」
「天国誕生日?」
「意味わかんないや」
十三は、思わず笑った。
「十三のホントの笑顔、久しぶりに見た。
その笑顔忘れちゃダメだよ」
そう言う、美穂の顔にも元気がなかった。



