2015年7月19日
昨日の夜、愛の様態が急変した。
十三は小児病棟の方が騒がしいので、美穂と覗きに行ったら愛が個室に運ばれるのを見た。
今は、少し落ち着いている。
少しの間だけ面会を許された。
十三と美穂は、愛ちゃんの病室に訪れる。
「愛ちゃん……
大丈夫?」
美穂が、心配そうに愛に尋ねる。
「美穂さん、大丈夫だよ」
「そう、よかった」
「でもね。
私、わかるんだ……」
「わかるって何が?」
「私、もうすぐ死ぬんでしょ?」
「え……?」
美穂と十三は言葉を失う。
もうすぐ愛のその命は消える。
それは、銘から知らされていた。
「やっぱりそうなんだ……」
愛が、つらそうな表情を見せる。
「なにかやりたいことはない?」
もう、知っているのなら悔いのない最後の人生を愛には送ってほしい。
十三は、意を決して愛に尋ねたのだ。
「私ね、お嫁さんになりたい」
十三と美穂は、顔を合わせた。
そして、うなずく。
「わかった」
「ちと隼人君を男にしてくる!」
十三は、愛の病室を出た。
そして、小児病棟に向かい隼人の前に立つ。
「隼人君!
男になってこい!」
「え?」
「愛ちゃん、危ないのはわかっているだろう?
だから、隼人君、愛ちゃんの願いを聞いてあげてよ」
「でも、僕は愛に酷いことを……」
「隼人君は、酷いことなんてしていないよ。
愛ちゃんの為にしたことなんだろう?」
「うん」
「だから、愛ちゃんと結婚して!」
「結婚って、男は18歳にならないとできないんだよ?」
「式をあげるんだ……」
それを聞いた隼人が、静かにうなずいた。
「それが、愛の為になるのなら、僕は愛の為になんでもする!」
隼人の決断は、早かった。
昨日の夜、愛の様態が急変した。
十三は小児病棟の方が騒がしいので、美穂と覗きに行ったら愛が個室に運ばれるのを見た。
今は、少し落ち着いている。
少しの間だけ面会を許された。
十三と美穂は、愛ちゃんの病室に訪れる。
「愛ちゃん……
大丈夫?」
美穂が、心配そうに愛に尋ねる。
「美穂さん、大丈夫だよ」
「そう、よかった」
「でもね。
私、わかるんだ……」
「わかるって何が?」
「私、もうすぐ死ぬんでしょ?」
「え……?」
美穂と十三は言葉を失う。
もうすぐ愛のその命は消える。
それは、銘から知らされていた。
「やっぱりそうなんだ……」
愛が、つらそうな表情を見せる。
「なにかやりたいことはない?」
もう、知っているのなら悔いのない最後の人生を愛には送ってほしい。
十三は、意を決して愛に尋ねたのだ。
「私ね、お嫁さんになりたい」
十三と美穂は、顔を合わせた。
そして、うなずく。
「わかった」
「ちと隼人君を男にしてくる!」
十三は、愛の病室を出た。
そして、小児病棟に向かい隼人の前に立つ。
「隼人君!
男になってこい!」
「え?」
「愛ちゃん、危ないのはわかっているだろう?
だから、隼人君、愛ちゃんの願いを聞いてあげてよ」
「でも、僕は愛に酷いことを……」
「隼人君は、酷いことなんてしていないよ。
愛ちゃんの為にしたことなんだろう?」
「うん」
「だから、愛ちゃんと結婚して!」
「結婚って、男は18歳にならないとできないんだよ?」
「式をあげるんだ……」
それを聞いた隼人が、静かにうなずいた。
「それが、愛の為になるのなら、僕は愛の為になんでもする!」
隼人の決断は、早かった。



