「それよりさ〜、もうお昼食べない?お腹空いちゃった」







真美がお腹を撫でながら笑顔で言う。







時計を見ると12時10分を指していた。





今はお昼休み。








「そうだな、食堂で何か食おうぜ」









駿平が廊下へと向かう。





その隣で歩く夏化。









「食おうぜ何て言葉が汚いな...せめて食べようって言いな」








「オホホホ」と右手で口を隠して、駿平にドヤ顔をする。









「でも夏化、お前も『食いたい』って、昨日連語してたよな?」








顔が固まる。



駿平の頭を掴むと、顔を下に向けてやった。






「き、君は何を言っているのかな〜?ハハハッ!!」







大声で笑い、さっきの言葉をかき消そうとした。