【短】愛したくて、愛せなくて…。



「……えっ?!」


そう言われて顔に手を当てると、確かにいつもより熱かった。


「……なんで?」


「だからそれが恋なんですって!もう、私に聞かないで自覚して下さいよ~」


困ったような口振りで言うけど彼女は笑ってる。


でもそれが本当の笑顔じゃないことくらいわかる。


だって寂しそうに笑ってるから。


そんな風にさせているのは俺なんだ…。


誰かを傷つけてるんだって思うと、なんかすげぇ気持ち的にキツいな。


こんな時、なんて声を掛けたらいい?


頭で考えてても結局答えなんて見つからなくて、俺はただ空を見た。


どうしたらいいんだ……?


わかんねぇよ、雪華……。