「じゃあ、決まりっ!」
華菜の明るい声と同時に、チャイムが鳴り、席に着く。

…もう、授業なんて、上の空。

ほんと、華菜の行動力には、びっくりする。
ここまでくると、尊敬の域…。

授業の話なんて、頭に入らないまま、
放課後になってしまった。

「なんで、私が、四人で遊ぼう。なんて言ったと思う??」

それは…
「華菜が、凛ちゃんと遊びたいからやろー?」
核心を突いた。と思った

だけど、華菜は、頭を横に振って
「花純と翔が、上手くいってほしいからだよ。そんで、みんなで幸せになりたいから!」

応援してるよ!なんて、笑顔で、背中をポンっと押されたりしたら、

すごく罪悪感。

ごめんね、華菜。
私、華菜のこと全然考えてなかったよ…。